【さいたま市南区・桜区】タクシー会社が国産・生きくらげ栽培に挑戦するって、どーゆーこと!?
疑問1:どうしてタクシー会社で生きくらげを販売しているの?
噂の生きくらげを販売しているのは、さいたま市南区文蔵にあるタクシー会社「日栄交通株式会社」さん。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛や観光客激減によって経営が苦しく、売上は前年比2割にまで落ち込んでしまったそうです。
それでも、地域のために経営継続を決意。苦しい状況を何とかしようと始めたのが、1人の女性ドライバーの発案による「生きくらげを育てる」プロジェクトだったそう。
たしかに「日栄交通株式会社」の看板の近くに案内とのぼりが出ていました。
そもそも「きくらげ」といえば、中国からの輸入する乾燥きくらげが現状では約9割以上。なかなか流通しないレアな「生きくらげ」を自分達で育てようと、国産・無農薬栽培で誕生したのが生きくらげ「あの日のはごたえ」です。これは気になります。ということで早速「日栄交通株式会社」さんへ。
疑問2:本当にタクシー会社で育てているの?
恐る恐るタクシー会社に入り奥に進んでいくと、その先に事務所がありました。
「生きくらげを購入したくて」と声をかけると、なんと初めての方には栽培の様子を見せてくれるそう。案内された先は事務所隣にある、運動会にありそうな大きめテント。コロナ禍でタクシー台数を減らしたスペースを有効活用しているそうで、入口のチャックを開けると、きくらげの生えたブロックが綺麗に並んでいました。
ということで、本当に「日栄交通株式会社」の敷地内で育てていました。初めての光景に感動すら覚えます。
疑問3:きくらげって白色もあるの?
テント内には、よくある茶色っぽいきくらげの他、アラゲキクラゲという品種が突然変異した白いきくらげも生えていました。筆者が購入時は、それぞれの発育状況・採取状況から茶色と白色のミックスバージョンが売っていました。単色でもミックスでも1パック約200gで500円(税込)と試しやすい価格です。
白いきくらげのことは、「日栄交通株式会社」のタクシーおじさんなる人物がYouTubeで味や食感、食べ方などについて詳しく語ってくれています。このタクシーおじさんの個性の強さにも注目です。
疑問4:生きくらげのオススメの食べ方は?
醤油、ポン酢、ごま油+塩、ドレッシングなど色んな味で食べてみます。こりこり・プリプリ家族にも好評ですぐになくなってしまいました。
パッケージにはお刺身のほかにも、道のオイスター卵炒めやきくらげ中華スープのレシピも親切に載せてくれています。
きくらげの栽培には温度も重要なことから2021年の販売は10月頃までとのこと。気になる方はまず問い合わせてから買いに走ったほうが良さそうです。今から購入しても冷蔵保存で約1週間、冷蔵保存で約1ヶ月持つそうです。
場所は京浜東北線沿い。浦和実業学園の近くです。